ハッピーライフ専科

話題やニュース、 書籍、経験、その他情報を通じて楽しく、ハッピーライフを目指している自己啓発・処世術・開運ブログです。

スポンサーリンク

龍安寺の「知足の蹲踞(つくばい)」について

 
☆彡ハッピーレッスン

 

「知足の蹲踞(つくばい)」について

京都の名刹龍安寺の庭にある有名な石のつくばいに「吾唯知足」という4つの文字が刻まれています。龍安寺のつくばいは、水戸光圀が寄贈したものと言われています。

 

☆彡龍安寺の紅葉 枯山水の石庭  知足のつくばい


[4K] 【世界遺産】龍安寺の紅葉 枯山水の石庭 吾唯足知(われ、ただ足るを知る)

 

「吾唯知足」は「吾唯足るを知る」と読みます。

「足るを知る」は身分相応の満足を知る意味として使われています。

それでは現状にただ満足していればいいのでしょうか?


老子の言葉に次のようなものがあります。

『知人者智、自知者明。勝人者有力、自勝者強。知足者富、強行者有志。不失其所者久。死而不亡者壽。』


人を知る者は智、自ら知る者は明(めい)なり。人に勝つ者は力有り、自ら勝つ者は強し。足るを知る者は富み、強(つと)めて行なう者は志有り。その所を失わざる者は久し。死して而(しか)も亡びざる者は寿(いのちなが)し。

 

《現代語訳》
他人を理解する事は普通の知恵のはたらきであるが、自分自身を理解する事はさらに優れた明らかな知恵のはたらきである。


他人に勝つには力が必要だが、自分自身に打ち勝つには本当の強さが必要だ。


満足する事を知っている人間が本当に豊かな人間で、努力を続ける人間はそれだけで既に目的を果たしている。

 

自分本来のあり方を忘れないのが長続きをするコツである。死にとらわれず、「道」に沿ってありのままの自分を受け入れる事が本当の長生きである。

 

「足るを知る者は富む」の意味は、満足を知る人は幸せだと解いています。

「満足」や「幸せ」というものは時代やその人の環境によって変わるものです。

ここで普遍的な解釈を加えるならば、

「足るを知る者は富む」とは人が生きていくうえで満足と感謝が重要だということです。

ないものではなく、あるものを自覚することを教えています。

例えば、今持っているもの中で大切にしているものを10個上げて紙に書いてみましょう。

次にそれらが突然、無くなったらどうでしょうか?

悲しいですね。

 ここで今持っているもののありがたみが実感できることでしょう。

そうなんですあなたはもうすでに足りているのです。

 

「足るを知る」人になる為に必要なことは何事にも感謝の気持ちを忘れないことです。

足るを知り、さらに精進し、日々、努力を重ねることこそが肝心だという訳です。

ハッピーライフを目指している人にとっては素晴らしい教訓となることでしょう。


これにて、一件落着、めでたし、めでたし~。

 


人生は一度だけ、でもね リセットは何度でもOK♪~ 楽しまなくっちゃ♪~

 


Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす。

 

 

 

★手水鉢(ちょうずばち)とは、元来、神前、仏前で口をすすぎ、身を清めるための水を確保するための器をさす。

その後、茶の湯にも取り入れられ、露地の中に置かれるようになり、つくばいと呼ばれる独特の様式を形成していった。

★つくばい(蹲踞、蹲)とは日本庭園の添景物の一つで露地(茶庭)に設置される。茶室に入る前に、手を清めるために置かれた背の低い手水鉢に役石をおいて趣を加えたもの。


龍安寺
龍安寺(りょうあんじ)は、京都市右京区にある臨済宗妙心寺派の境外塔頭寺院妙心寺との関係は深い。山号は大雲山と号し、石庭で知られる。本尊は釈迦如来、開基(創建者)は細川勝元、開山(初代住職)は義天玄承である。「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている。