☆彡幸せレッスン
✱小さな幸せを実感できる方法
「小欲知足」(しょうよくちそく)、「欲を少なくして足るを知る」これは仏教の教えです。
つまり、必要最低限の欲望のみを持って、自分が満たされていることに気づくことで、自分自身が苦しんだり他人と争ったりすることなく、お互いに幸せに生きられるという意味です。
こういう考え方ができれば、毎日の小さな出来事を楽しみ、日々生きていることの幸せが実感できるようになることでしょう。
欲望と幸福は常に相互関係にあり、どちらか一方がなくなればもう一方も自然消滅するというものです。
ですからどちらも生きる上で欠かさないものです。
欲望があるから幸福が体験できる、幸福を願うから欲望が必要になる。
問題は欲望の大小であり、幸福の大小です。
大きい欲望はそうやすやすと満たされません。
小さな欲望ならどうでしょう。比較的簡単に満たされるはずです。
そこでまず、欲望の度合いを小さくしてみ手はいかがでしょうか。
小さくすることによってしばしば手にすることになった「小さな幸せ」をココロから大事なことだと思うことです。
これが「小欲知足」の言わんとするところ、神髄なのです。
人間関係のトラブルはおおむね、相手への欲求・欲望・理想の水準が高すぎることに原因があります。
私(斎藤 茂太)がかかわった患者さんのケースで「家庭内離婚」という問題にまで引き起こした例を数多くみられます。
その中でよくあるケースが、夫の将来に妻が過剰な期待を持ち、その期待が裏切られたときに衝突する場合です。
「貴方にはどんどん出世してもらって、収入をたくさんもらい、定年退職したら海外旅行をたっぷり楽しみたいわ」
ところが現実はそういう風にならないことの方が多く、その結果妻は大事な夢を砕かれ、夫に対して強い、失望感を抱くようになります。
家庭内で起こる過剰な期待から夫婦の関係が壊れていく、よくあるケースです。
もちろんこの逆もあります。
例えば、夫が妻に完璧な「良妻賢母像」を抱いたため少しでも理想と違っていると「人生最悪の選択」であったと嘆いたりします。
お互いの要求水準が高すぎると、いわば完璧主義のぶつかり合いとなって、ほとんどのケースでエベレストのような高い壁が二人の間にそびえたつということになってしまいます。
こういう問題は、何も夫婦間だけとは限りません。
嫁と姑、親子、上司と部下友人同士でもしばしば起こる問題です。
張り詰めた人間関係を、一転して楽しい関係にするには、まず欲を少なくして相手をおおらかに受け入れることです。
そうすれば人間関係は好転すること間違いなしです。
☆彡今日の一言
小さな幸せを実感できる方法とは
❶「小欲知足」なり
❷自分を許し、相手をも許(赦)し、ありのままを受け入れること。
❸ないものに目を向けるのではなく、今あることに「感謝のココロ」をもって生きていくこと
一度っきりの人生、でもね リセットは何度でもOK♪~ 楽しまなくっちゃ♪~
Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす。
以上は 斎藤茂太著『人生に必要な100の言葉』より一部抜粋&加筆
★斎藤 茂太(さいとう しげた、1916年3月21日 - 2006年11月20日)は、日本の精神科医、随筆家である。愛称はモタさん。
「モタさんの"言葉"」
2012年(平成24年)からNHKワンセグ2で茂太の著作を絵本の読み聞かせの形式によって紹介するミニ番組『モタさんの"言葉"』の放送が開始された
斎藤茂太賞
1973年に斎藤を会長として発足した日本旅行作家協会では、斎藤没後の2016年に、斎藤の「功績をたたえ、またその志を引き継ぐ」との趣旨で、旅にかかわる優れた著作を表彰する「斎藤茂太賞」を創設した。
受賞作
第1回(2016年)
斎藤茂太賞 - 星野保『菌世界紀行――誰も知らないきのこを追って』(岩波書店)
特別賞 - 田中真知『たまたまザイール、またコンゴ』(偕成社)
第2回(2017年)
斎藤茂太賞 - 今尾恵介『地図マニア 空想の旅』(集英社インターナショナル)
審査員特別賞 - 村上大輔『チベット 聖地の路地裏――八年のラサ滞在記』(法藏館)
第3回(2018年)
斎藤茂太賞 - 若林正恭『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』(KADOKAWA)
家族
祖父は医師で政治家の斎藤紀一。父は、婿養子(紀一の長女の夫)であった精神科医で歌人の斎藤茂吉。2人の姉、弟は作家の北杜夫、姪(弟・北の娘)に斎藤由香。
著書(一部)
『茂吉の体臭』岩波書店/1964年
『精神科の待合室』中央公論社/1974年
『躁と鬱 -波動に生きる-』中央公論新社/1980年6月
『長男の本 みんな元気に蘇れ』情報センター出版局/1980年9月
『モタさんのヒコーキ談義』旺文社/1982年8月
『世界のクルーズ客船 中村庸夫写真集』(共著:中村庸夫、柳原良平)海事プレス社/1991年6月
『心のウサが晴れる本』PHP文庫/1992年11月
『人間的魅力の育て方』三笠書房/1995年2月
『脳を鍛える50の秘訣』成美堂出版/1997年4月
『「なぜか人に好かれる人」の共通点』新講社/1999年8月
『骨は自分で拾えない』集英社/2000年6月
『女の子がすくすく育つ親の躾け方』KKベストセラーズ ワニ文庫/2000年8月
『斎藤茂太vs梅原猛 旅・酒・文化のシンポジア』(久野昭編)南窓社/2000年12月
『時間の使い方うまい人・へたな人』三笠書房/2001年4月
『気持ちの整理 -不思議なくらい前向きになる94のヒント-』三笠書房/2003年2月
『快老生活の心得』角川書店/2003年2月
『不完璧主義』家の光協会/2004年5月
『無理せず、苦労せず、楽しく生きるコツ』文香社/2004年7月
『モタさんの快老物語』中央公論新社/2004年11月
『いい言葉は、いい人生をつくる』成美堂出版/2005年1月
『図解グズをなおせば人生はうまくいく』大和書房/2005年2月
『モタさんの10倍ツキを呼ぶ50の言葉―毎日がこんなに変わる!楽天発想』知的生きかた文庫/2006年6月
『「いい人だけどグズ」を直したい人が読む本』こう書房/2006年11月
『モタ先生と窓際OLの人づきあいがラクになる本』(共著:斎藤茂太・斎藤由香)集英社/2006年12月
『モタさんの“言葉”』(斎藤 茂太、松本春野)講談社
『自分らしく生きて、死ぬ知恵』(遺作 2006年10月著)中経出版2010年2月発行
『幸せになる人の38の習慣』
『安らぎの処方箋たった1分、不思議なくらい自信がわいてくる』知的生き方文庫
『人生に必要な100の言葉』青春文庫
などなど…etc.
ごきげんよう♪~