☆彡ハッピーレッスン
✱ゴールが決まっていれば・・・
僕(ひすいこたろう)には憧れている光景があります。
場所は山のてっぺん、時間は夜。
綺麗な月と降ってくるような星空を見上げながら好きな人と2人きり。
少し離れて、体育すわり、時間も忘れて、星空を見る。ふとした瞬間に気になる。
「僕はこうしてきれいな空を、時間を忘れてみている。でもね~、彼女はどう感じているのだろうか?」
退屈しているんじゃないかと恐る恐る彼女の方に視線をずらすと、彼女も嬉しそうに星空を見上げている。
そして、僕の視線に気づいて、ふとこちらを見る。そこで、「ニコッ」と微笑む。
「きれいね」と声がかすかに心に伝わる。
「月が綺麗ですね」
「あなたとみている月ですから」胸キュンセリフの極みですネ。
(これはOKサインですぞ)
見つめ合わなくても、同じものを見て、同じような感動を味わえる瞬間。
これこそが一番素晴らしいと思うのです。
「星の王子さま」を書いたサンテグジュペリは次のように言っています。
「愛とは見つめ合うことではない。ただ同じ方向を見ることだ」
二人の立ち位置は違っていい。
価値観が違ってもいい。
ただ同じ方向を見ていればいいのだと。
ある兄弟が共同で会社を経営しています。
けんかばかりして仕事にならないとコンサルタントに相談に行きました。
意見の衝突があると、子供の頃の話にまでさかのぼってけんかになるというのです。
「まず、ゴールを決めましょう。『最後は兄弟でお互いにわかり合い、抱き合って涙を流す』というゴールを今、ここで決めましょう。決めましたか?」
すると二人は「ハイ、決めました。」と言いました。
「では、今日からは思う存分けんかをしてください。どんなにけんかをしても、最後は涙で抱き合うというゴールを決めたのですから」
けんかしたっていい。
最後はどこにたどり着きたいのか?
そのゴールさえ決めておけば、すべてはそこへたどり着くための「プロセス」になるからです。
ラストシーンを先に決めるのです。
向かうべき方向を先に定めてしまうのです。
同じ方向を見ていればたとえ途中でけんかしてたって、離れたってまた必ず落ち合えますから。
※オマケの付録
夏目漱石が教師をしていた頃、英語の授業の中で生徒に「I love you.」を翻訳させたことがありました。
その際、生徒たちは「我、汝を愛す。」や「我、其方を愛おしく思う。」と訳したそうです。
それを聞いた漱石が「日本人はそんな図々しい言い方はしない。月が綺麗ですね。とでも訳しなさい。」と言ったとされています。
さらに「月が綺麗ですね」という言葉を告白と解釈したとき、究極の返しとして使えるセリフがあります。
それは、「死んでもいいわ」です。
「死んでもいいわ」は二葉亭四迷がロシア文学の中でも有名なツルゲーネフの小説「片恋」を訳した際に使われたフレーズです。
ということで「月が綺麗ですね」とささやかれたならば「愛しています」と受け取ればいいのです。
※月がとっても青いから♪~ 菅原都々子
絶好のチャンス♪~ もうイケイケGOGO♪~お後がよろしいようで・・・。
これにて一件落着、めでたし、めでたし~。
人生は一度だけ、でもね リセットは何度でもOK♪~ 楽しまなくっちゃ♪~
Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす。
以上はひすいこたろう+ひたかみひろ著「運命の流れを変えるしあわせのスイッチ」より一部抜粋&加筆
★ひすいこたろう
ひすいこたろうは、新潟県出身の著述家、自己啓発作家、コピーライター、心理カウンセラー、セラピスト。
作家、幸せの翻訳家、天才コピーライター。
衛藤信之氏から心理学を学び、心理カウンセラー資格を取得。
ディスカヴァーMESSAGE BOOK大賞で特別賞を受賞しベストセラーを記録した『3秒でハッピーになる名言セラピー』の著者として知られる人物であり、その他にも多くの著書を発表。(参考文献・出典:ウィキペディア+Amazon.co.jp書籍紹介情報+月刊PHP+3秒でハッピーになる名言セラピー/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
★ひたかみひろ
岩手県出身。編集者・作家。
心理学と文学、仏教に造詣が深い。
ごきげんよう♪~