✱あまのじゃくなプラス思考
Aさんは生真面目な性格です。
石橋はたたいて、渡らない性格です。
今まで、可もなく不可もなく、落ち込んだり、心が折れたりするのが怖くて冒険できません。
こういう性格を何とか変えたいと思い、心理学や、精神医学の本をいろいろ読んでみました。
そんな中、オーストリアの精神医学者ビクター(ヴィクトール)・フランクル(Viktor Emil Frankl)の本に共感しました。
それは次のような説を唱えていました。
「反対語を口にすると絶対に落ち込まない」というものでした。
さっそく実践してみたところ予想以上に効果があったのです。
例えば
●妙にイライラして気分が波立っている時は
「私は全然いら立っていない。気持ちは穏やかだ♪~」と口に出して言いなさい。
●同僚の言葉にメチャ腹が立った。アッパーカットで倍返ししなければ気が済まない時は
「あいつは、チョット失礼なところもあるけれど、言って居ることは間違いない。今回の提案の内容はかってやろう♪~」
●疲れたなと思ったら「まだまだやる気満々、もっと頑張れるぞ♪~」
●なんだか納期までに仕事が終わりそうにもないと思った時
「大丈夫だァ~、この分なら楽勝だ♪~」
言葉には人の心理を大きく左右する神秘的な力が備わっているのです。
ココロが折れそうになったり、落ち込みそうなときにはすかさず、
「ああ、今日はなんて気持ちのいい日なんだろう。楽しいな♪~」と言ってみましょう。
やがて、楽しいような気がしてきて、そのうちなんで落ち込んでいたのかもすっかり忘れてしまうことでしょう♪~
これを名付けて「あまのじゃくなプラス思考」ではいかがでしょうか。
※オマケの付録・別解答
❶マイナスの中にプラスの要因を見つける。
雨が降っている。しばらく雨が降らなかったから、恵みの雨と考える。
❷「水に流して、まっ、いいか」と口ずさみ、許す心を持つ
❸世の中成るようにしかならない。"ケセラセラ"と唱えて生きていく。
これにて一件落着、めでたし、めでたし~。
一度っきりの人生、でもね リセットは何度でもOK♪~ 楽しまなくっちゃ♪~
Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす。
以上は保坂隆監修 『プチ楽天家になる方法』 より一部抜粋&加筆
★ヴィクトール・エミール・フランクルのプロフィール
ヴィクトール・エミール・フランクル(Viktor Emil Frankl、1905年3月26日 - 1997年9月2日)は、オーストリアの精神科医、心理学者。著作は多数あり日本語訳も多く重版されており、代表作は『夜と霧』である。フランクル心理学。
彼は「人生の意味」に基盤を置いた独自の心理学理論を展開し、人間の心理について新たな視点からアプローチを行った。
フランクル心理学は第二次世界大戦後に提唱された心理学理論です。
そして、フランクル心理学は「人間は誰しも生きる目的や意味を求めており、人生の意味を見出すことで主体的に生きていくことができる」という考えに基づいており、人生における「意味」や「意義」といった概念を重要視するのが特徴です。
現在、心理学において最も重要な人物の1人と評価されている
フランクル心理学(frankl psychology)とは、オーストリアの精神科医ヴィクトール・フランクル(Viktor Frankl)によって提唱された心理学理論です。この心理学は精神療法のウィーン三大学派の1つとして知られており、世界中で広く認知されています。
★保坂隆(ほさかたかし)
1952年山梨県生まれ。保坂サイコオンコロジー・クリニック院長、聖路加国際病院診療教育アドバイザー。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学精神神経科入局。1990年より2年間、米国カリフォルニア大学へ留学。東海大学医学部教授(精神医学)、聖路加国際病院リエゾンセンター長・精神腫瘍科部長、聖路加国際大学臨床教授を経て、2017年より現職
著書・監修書
『精神科医が教える還暦からの上機嫌な人生 』だいわ文庫
『プチ楽天家になる方法』
『「プチ・ストレス」にさよならする本』
『「ひとり老後」の楽しみ方』
『老後のイライラを捨てる技術』(以上 PHP研究所)、
『人生の整理術』『老いを愉しむ習慣術』(以上、朝日新聞出版)、
『「頭がいい人」は脳のリセットがうまい』(中央公論新社)、
『医者が考える「見事」な老い方』(角川書店)、
『小さいことにクヨクヨしない方法124』(廣済堂出版)、
『がんの心の悩み処方箋』(共著に寺田佐代子/三省堂)、
『平常心を失わない技術』(中経出版)などなど…etc.
ごきげんよう♪~