「できない」を「できるにかえる」魔法のスイッチとは♪~
✱素直に実行すると人生はうまくいく
イチロー選手がメジャーリーグで、レギュラーとして大活躍をしている時のことです。
ある時、開幕から「あれっ、なんかおかしいな・・・?」というシーズンがありました。
ノーヒットで終わったり、空振りの三振で終わることが多くなりました。
少し落ち込んで、家に帰り、奥さんと話をします。
すると奥さんが言いました。「何か近いよね?」「えっ?」
それは「ペースと自分の立ち位置の間隔」が以前より近くなっているという指摘でした。
「まさか本当?」「適当なこと言ってない?」・・・そんな風に思ってみましたが、次の日、イチローは何をしたのか?
彼は意識的に、ベースから少し離れて立つことにしました。
結果、すぐに、バッティングの感覚は戻りました。
この年も彼は大活躍して、200本以上のヒットを記録しました。
何気ないことですが、スポーツ選手はちょっとしたずれが大きなスランプを生み出すことがあります。
※イチロー 10年連続のシーズン200本安打 メジャー新記録達成♪~
イチロー選手はその後、メジャー新記録となる「10年連続のシーズン200本安打」という偉業を達成しました。
この時、「素人である奥さんが言ったこと」を何も考えずに素直に実行しなければ、こんな大記録は生まれなかったかもしれません。
本当に何気ないことなんです。
でもね~、どれだけの人が、この「何気ないこと」を素直に実行できるでしょうか?
よくあるケースは、あなたがぎりぎりの仕事を抱えて、切羽詰まったときです。
貴方は手一杯なのに、理不尽で、身勝手な要求ばかり押し付ける上司から命じられます。
「急な案件が入ったんだ、一つ引き受けてくれないか?」
もうあなたの頭の中は、上司に対する不満でもね~爆発しそうです。
※独白
「そんな無茶な!今手一杯なのがわからないのだろうか」
「ムリムリ、そんな時間的余裕なんてない!」
「相変わらず、部下の気持ちなんて一つも考えてないんだから」
「そもそもこの人は、自分の都合だけしか考えてないんだから・・・」
いろいろ考えた後であなたは上司に言います。
「出来ませんよ!今は、こちらの案件でいっぱいなんですから」
「そうか。君ならできると思ったんだが・・・」
「いや、今は手一杯です」と何とか断る。
でもね~、断った後で我に返った後で、ふと思います。
「本当にできなかったのかな?」
実は、できる可能性はいくらでもある。というより、上司が言う「急な案件」の中身をあなたは吟味しようとしていません。
ひょっとしたら、"急な案件"は簡単な仕事で今抱えている仕事に全く影響を与えずに、しかも、大きな成果を上げるチャンスだったかもしれない。
イチロー選手が奥さんに置くほど、あなたは上司に信頼を置いていないかもしれない。
それでも、「素直に実行する」ことをしなかったために、チャンスを失っていることは確かなのです。
たとえ、嫌われ、無能に思われている上司でも「この仕事は誰にやらせると一番いいか」と考えたうえで任せるものなのです。
会社の利益を考え、部下の能力を暗に試している場合が多いものです。
✱そんな時は「左手はふさがってますけど、右手は空いてますが・・・」
と言って引き受けましょう。
「流石~、」と言って褒めてくれるに違いありません。そこで貸しを作っておくのもいいですね。
☆彡今日の一言
❶素直に実行する心の余裕を持とう。
(左手はふさがってますけど、右手は空いてますが・・・と言って引き受けよう)
➋素直にシンプルに行動すると人生はうまくいく
❸「できない」を「できるにかえる」魔法のスイッチ♪~とは「素直さ」である。
一度っきりの人生、でもね リセットは何度でもOK♪~ 楽しまなくっちゃ♪~
Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす♪~。
以上は夏川 賀央著「すぐやる!で人生はうまくいく」より一部抜粋&加筆
「すぐやる!」で、人生はうまくいく 「できない」を「できる」に変える7つのスイッチ [ 夏川賀央 ]
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★夏川 賀央のプロフィール
夏川賀央 (なつかわ・がお)
1968年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大手出版社など数社を経て独立。会社経営のかたわら、作家として活躍中。人材プロデューサーとして各分野の異才たちを発掘し、ネットワークを通じた“非組織プロジェクト”で多くのビジネスをしかけ、成功させている。舞台裏での活躍が主だが、プロデュース、ペンネームなどでビジネス、自己啓発に多数の著書を送り込んでいる。
著作に『会社を踏み台にして昇る人 踏み台にされて終わる人』(コンシャス・プレス)、『成功者に学ぶ時間術術』(成美文庫)、『なぜ、仕事ができる人は残業をしないのか?』(ソフトバンク・クリエイティブ)、『見えない壁』(小社刊)、『なぜ、仕事ができる人は「効率」を無視するのか?』(アスペクト)がある。