今日は暮しの技術としての「捨てるための技術」のご紹介です。
☆彡捨てるための考え方10か条
第一条 "とりあえず取っておく"は禁句
とりあえず取っておかれたものは、結局はゴミになる前にワンステップ置かれただけだといえる。とりあえずは"捨てる"ことからの逃げなのだ。
必要性が明確なものに対してはとりあえずという心理は働かない。
とりあえずというのはパソコンで言う「ごみ箱」なのである。空にしなければいけない。
★こう考えよう
"とりあえず"と思い始めたらそれは禁句だと思ってほしい。
第二条 "仮に"はだめ"今"決める
"とりあえず"よりも必要性のはっきりしたものについて、陥りやすいのは"仮に"の心理。
しかし、"仮に"置いた場所がいつの間にか"決まった"場所になっていくのが危険な兆候。
★こう考えよう
断固として"仮に"をやめ、"今"決めなければならない。
「本当にここにおいていいの」と考えてみる。
"仮に"をやめると、捨てられるものが他にも発見できる効果もある。
第三条 "いつか"なんて来ない
いつか使うかも、いつか必要な時が来るかも、いつか、いつかといっているうちに人生は終わるかもしれない。"いつか王子様が迎えに来るかも"なんてゆるみる少女には"いつか"なんておそらく来ない。そのままオバサンと化していくのだ。
"何時か"が登場するのは物を捨てようかどうしようか迷うシーンが多い。
捨てる判断基準があいまいなために"いつか"に逃げるのだ。
★こう考えよう
"いつか"の封印を解く最強の呪文は"3年使わないものはいらないもの"だ。
又は自分なりの基準を考えること。(3か月、1年等)
女の子も、3年待って王子様が来なければ、年増になる前に、幼馴染と幸せな家庭を築けばいいのである。
第四条 他人の"とっても便利は"私の"じゃま"
"とっても便利"なものに囲まれて、とっても不便な生活を送っているのはあなたではないだろうか。
"便利"という呪縛から逃れればモノにかぶさっていた幻の価値がはがれて見える。
★こう考えよう
これに対処するには"己を知れ"ということ。
人は人、私は私と思い切れば普段必要を感じていないものはいらないものだとわかるだろう。
第五条 "聖域"を作らない
"聖域"とはこれは捨てるべきものではない、と神聖視しているモノの群れのことである。
役に立つ、立たない、古い、新しい、というものの価値を判断する軸とは全く別の所にあるものだ。
しかし、それは本当にモノそのものの価値なのだろうか。
★こう考えよう
この考え方に抵抗するには、"あなたが死ねばみんなゴミ"というしかない。
第六条 持っているものはどんどん使う
第七条 収納法・整理法で解決しようとしない
★こう考えよう
物が多いから収納法、整理法が必要になってくるのだと考えよう。
ものを減らせば方法論に頼るまでもなくなってくる。
第八条 "これは捨てられるのでは"と考えてみる
★こう考えよう
"目についた"、まさにその時が捨て時である。(常に何か捨てるものがないかどうか考える。)
そうしないとまた目につかないまま、いらないものが置かれている状態が続く。
大掃除の日をうまく利用する。ごみの日、粗大ごみの日、燃えないゴミの日、年末の大掃除。
第九条 "しまった!"を恐れない
捨ててしまって後悔するかもしれない、捨ててしまって困るかもしれない、と思う気持ちがモノを捨てさせない。
でもね♪~
捨ててしまって、本当に困るモノはあるのか。
★こう考えよう
「捨てて困るものは捨てるはずがない」という自信を持つこと。
第十条 完璧を目指さない
楽に考えよう。
共感できる考え方をとりあえずできる範囲で楽に実行してほしい。
★こう考えよう
どんなものを捨て、いかに物を持つかを考えるのは「如何に暮らすか」を考えること。
生活は当人が自分らしくある為に、気持ちよくあるべきで千差万別でいいのである。
以上は 辰巳渚著 捨てる技術より 一部抜粋&加筆
☆彡名言・名句☆彡名言・名句
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」
捨て身の覚悟で取り組めば、危機を脱し活路を見出せる。