ハッピーライフ専科

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モチベーションアップの「行動ほめ」とは?

おいでやす♪~ 

 

☆彡ハッピーレッスン

 

モチベーションアップの「行動ほめ」

 

私(作者=原邦雄)は以前ラーメン店の店長をしていたことがあります。

 そのお店は、スタッフは有能な人がそろっていましたが、モチベーションいいまいち高くなく、みな「やる気」のない状態でした。

心はバラバラで、売り上げもあまりよくありませんでした。

 そんな店に、私(原邦雄)は赴任してきたのです。

 

「どうしようか」、「このままではヤバいぞ」と真剣に悩みました。

 

 そして、悩んだ挙句に、「ほめ言葉ミーティング」を始めました。

もちろん今ほど知識はありませんから、試行錯誤でした。

 

まずは、褒めるために、店のスタッフのことを徹底的に観察し、「何を大事にしているか」など、細かく分析し、彼ら・彼女たちがどういった人間かを見極めました。

 

 注意深く観察していると、いろんなことがわかってきました。

 例えば、不満を漏らしているパートの主婦がいました。

でも、よく観察していると、とても前向きな人でした。

実は、お店について様々な問題点に気づいて何とかしたいと思い悩んでいたのです。

そこで私は、彼女の話に真剣に耳を傾け、時々意見を取り入れるようにしたのです。

 

 もともと、お店への愛着心が強く、細かいチェックが得意なタイプだったので、たちまちお店のお母さん役になったのです。

 

それと同時にほかのスタッフの特によいところを徹底的に褒め様ににしました。

 

「常連さんへの『いつもありがとうございます。』の声のかけ方がすごくいいね」

「お客さんの目を見て、いつも笑顔でおつりを渡しているのが素晴らしい」などなど…etc.

 

行動の一つ一つを見て、しっかりと褒める。

 

しっかり観察すれば、褒めるところは山ほど見つかりますから、いくらでも褒められます。

 

そして、褒めれば褒めるほど、「見てくれている」という信頼感が高まっていきます。

 こうして行動や言動を具体的に褒めていったところ、店の売り上げがぐんぐん上がっていきました。

 

さらに驚きの結果が待っていました。

飲食店は、スタッフの入れ替わりが激しい業界です。私が店長になる前には次々に人が辞めていき、いつも人手不足でした。

 

 ところが私が店長になってからはやめる人はほとんど出なくなったのです。

それどころか、お客さんの数が右肩上がりに増えていったにもかかわらず、スタッフを増やさなくても店が回るようになったのです。

 

少数精鋭ということでしょうか。

 

 スタッフがやる気を出し、店の雰囲気がよくなり、笑顔が絶えない職場に変わったからです。

 

 

私はあるスタッフの言葉が耳から離れません。

「忙しいのが楽しいんです」

 

 ほめ言葉一つで、職場の環境が変わり、人の働く姿勢までが変わります。

 

「行動をほめる」ということは職場だけではなく、夫に家事を手伝ってほしい時、子供に勉強をしてほしい時等、色々な場面で、人をやる気にさせてくれる「魔法の言葉」となってくれるでしょう。

 

これにて一件落着、めでたし、めでたし~。

 


一度っきりの人生、でもね リセットは何度でもOK♪~ 楽しまなくっちゃ♪~

 


Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす。

 


※「少数精鋭」について
少数精鋭という言葉がありますが「精鋭を少数集める」ことのほかに、人は「少数だから精鋭となる」という意味があります。


『人間の潜在能力をいかんなく発揮させるために、少数にする』これこそが経営の神髄なのです。


以上は原邦雄著 『たった一言で人生が変わる褒め言葉の魔法』 より一部抜粋&加筆

 

★原 邦雄 Kunio Hara (はら くにお、1973年10月15日 - )は日本の教育実践家。「ほめ育」の第一人者。

株式会社スパイラルアップ 代表取締役一般財団法人ほめ育財団 代表理事

人物・経歴
大手コンサルティング会社にてコンサルタントとして活躍したのち、「本当に現場の気持ちが分かるコンサルタントになりたい」と思い立ち、ラーメン店に転職。洗い場からスタートし、4年間の修行を経て、店長になるという体験を通し、チームをまとめること、人材を育成するためには“ほめて育てることが大事である”ことを会得。

2011年独立。株式会社スパイラルアップを設立。売上に直結するほめ方のノウハウを企業に根付かせるため、コンサルティング活動をスタート。2015年、それまでの経験から「ほめるという行為は全ての人に通じるものである」ことから「ほめ育」を将来を担う子供達へ波及したいと考える。

活動実績
2015年、子供の教育にチャリティすることを目的とした「一般財団法人ほめ育財団」設立。“ほめ育【Ho-Me-I-Ku】を世界共通語に!”を合言葉に活動を開始。ミッションは“世界中の人たちを輝かせる!”。

ほめて人を育てる「ほめ育」を196カ国に広げるために、日本だけではなく、アメリカ、中国、インド、カンボジアシンガポールインドネシアなどに活動を展開し、のべ100万人以上にほめることの素晴らしさを伝えている。

多数の現場で培った経験と、脳科学・心理学をミックスした教育メソッドは、大人だけではなく幼児教育にも活用できるとして、国内外200社に導入されている。

年間200回以上の講演を行う。

自身の体験と実践による教育を行うが、アカデミックな教育学研究者ではなく、また学校等の制度的な組織の教育者でもない。したがって、教育者というよりも「教育実践家」と呼ぶことが相応しい。

著書
『やる気と笑顔の 繁盛店の「ほめシート」』(2013年、ディスカヴァー・トゥエンティワン)※英訳・中国語訳もあり
『売上が上がる ほめる基準』(2014年、商業界)
『今すぐできる! 今すぐ変わる! 「ほめ育」マネジメント』(2015年、PHP研究所
『たった一言で人生が変わる ほめ言葉の魔法』(2016年、アスコム
『1日1ほめで幸運を引き寄せる 自分をほめる習慣』(2017年、すばる舎

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ごきげんよう♪~