宿命は変えられなくても、「運命」は自分の手で変えられる。
☆彡ハッピーレッスン
◆夢をかなえるために
✱宿命は変えられないが、運命は変えられるのだ。
何かを達成できなかったり、何かをあきらめてしまった時、生まれてきた時代や場所、性別家庭環境や外見などをつい言い訳にしてしまうことって多いですよね。
確かに、人間は「宿命」を選ぶことはできません。悲しい・・・?
でもね考えようによってはいいこともあります。それは悩まなくてもいいことです。
私(澤穂希)は選ぶことができない以上、そのことで悩むことはしないようにしています。
必要以上にコンプレックスに悩んでいる人がいるかもしれません。
けれど、コンプレックスを生み出しているのはいつも自分自身なのです。
「あの子は可愛いけど、私は美人じゃない」
「あの人はおしゃべりが上手だけど、私は口べた」などなど…etc.
つい、他人と比べてしまうから、他人との違いに悩んでしまうのではないでしょうか?
自信を持って言えます。他人と自分を比べる必要なんて絶対にないです。
他人と違うところこそ、自分らしさ・個性だと思います。
私も中学時代ほかの女の子と比較して絶対負けたくないと思った時期がありました。
でもね~、大人になって考えはガラッと変わりました。
きっかけになったのは単身渡米したことです。
アメリカのクラブに移籍した当初は対戦相手やチームメイトの高さとパワーに圧倒される毎日でした。
正直、凹んだこともありました。でもね~、気持ちを切り替えました。
真っ向からパワー勝負、高さ勝負を挑んでも勝ち目はない。
ならば、自分が勝てるものは何か?
素早い判断力、正確なボールコントロール等、彼女たちが備えてない、私なりの武器で勝負しようと考えました。
それが成功に導いてくれました。
その後もなでしこジャパンで国際試合の経験を重ねるたびに、「あの強い選手に勝つためには、自分たちは何で勝負すべきなのか?」と考えながら、自分らしさや日本人の持つ長所を生かそうと工夫を重ねてきました。
そんな数々の経験が、自分自身を知ることにもつながりました。
「何でも他人と同じようにやりたい」と思うのではなく、「自分にしかない強みは何か」を考え、「その強みを存分に発揮しよう」と常に思えるようになったのでした。
チームメイトの一人、大野忍選手は私よりずっと足が速いのです。
「すごいな」とは思いますが「どうして私はあんな風に速く走れないんだろう」とは思いません。
その代わり、自分の個性や長所を伸ばし、発揮しようと考えました。
宿命は変えられなくても、「運命」は自分の手で変えられる。
もし今、誰かが私とほかの選手を比べて「澤には○○が足りない」と言われたとしても、私は悩んだり悔しがったりすることはありません。
サッカー以外の世界でも私は自分と他人を比べて「あの人みたいにならなくては・・・」と思うことはありません。
私は常に、自分らしく、自然にふるまうようにしています。
そんな私ですが人生でただ一度だけ「男の子に生まれたらよかったのに」と自分の宿命を本気で悩んだことがありました。
ある時「全日本少年サッカー大会」に「女子には出場資格がない」と告げられました。
「少年サッカー大会は少年少女サッカー大会ではない」という理由でした。
この時は本当に泣きました。
でもね~、そのおかげで「女子サッカー大会」があり、生まれて初めて優勝を飾ることができたのです。
その時初めて、「宿命」には逆らえないけど「運命」は自分の手で切り開けることが分かったのです。
☆彡今日の一言
❶宿命は変えられなくても、「運命」は自分の手で変えられる。
➋他人と比較することなかれ(比較するなら、昨日の自分と比較せよ)
❸自分の短所欠点は個性と思え。
❹短所欠点を克服するより長所を伸ばそう♪~
➎困難の中にも良いことを見つけよう
人生は一度だけ、でもね リセットは何度でもOK♪~ 楽しまなくっちゃ♪~
Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす。
以上は著『夢をかなえる。思いを実現させるための64のアプローチ』より一部抜粋&加筆
☆彡「宿命」と「運命」について
◆「宿命」とは、その名のとおり「宿る命」と書きます。
生まれつき宿っていることを、宿命といいます。
男や女として生まれたことは宿命です。長男や長女として生まれたことも宿命。
○○家に生まれたことも宿命。日本人として生まれたことも宿命。
人間として生まれたことも宿命です。変えようがなく「生まれつき宿っていること」を宿命といいます。
◆「運命」とは
☆彡運命 ベートーヴェン第五は「フルトヴェングラー」ですね。
【高音質復刻】Furtwängler & BPO - Beethoven: Sym. No.5 (1954.5.23)
「運ぶ命」と書くように、生きてから自分で経験して、加えていく道のりのことです。
運ぶ命と書くように、自分の力で運び、動かすことが可能です。
自分でコントロールすることができる。
どんな人と出会い、経験をして、どのような学校へいき、どのような仕事をして、どんな人と結婚するのかは、運命です。
自分しだいだからです。自分からアクションを起こすことで決定され、命をどう運んでいくかを自分で決めることができるからです。
運命は自分の意思や行動によって、いかようにも変えることができることなのです。
★澤穂希
澤 穂希(さわ ほまれ、1978年〈昭和53年〉9月6日 - )は、東京都府中市出身の元女子サッカー選手。元サッカー女子日本代表。ポジションはミッドフィールダー。 6度のW杯と4度の五輪に出場。2011年FIFA女子ワールドカップドイツ大会で得点王とMVPを獲得。2011年度FIFA最優秀選手賞受賞者。日本女子代表では歴代トップの出場数とゴール数を記録している(205試合83得点)。
◆経歴
府中市立若松小学校、府中市立第五中学校、東京都立南野高等学校 (現:東京都立若葉総合高等学校) を卒業。帝京大学中退。左利き。
現役引退後
引退後は辻上のいる仙台へ引っ越しをし、同居を開始。2016年7月19日、所属事務所を通じて第1子妊娠を発表。2017年1月9日女児が誕生した。
2020年1月、警視庁・捜査一課長 正月スペシャル (テレビ朝日)サッカーコーチ玉賀友代(たまが ともよ)役で女優デビュー
◆個人 タイトル
FIFA最優秀選手賞:1回 (2011)
2011 FIFA女子ワールドカップ:大会最優秀選手、得点王、オールスターチーム(優秀選手)
アルガルヴェ・カップ 大会最優秀選手:1回 (2011)
アジア年間最優秀選手賞:2回 (2004, 2008)
AFC女子アジアカップ 大会最優秀選手:1回 (2008)
東アジアカップ 大会最優秀選手:2回 (2008, 2010)
日本年間最優秀選手賞:1回 (2011)
日本女子サッカーリーグ最優秀選手賞:2回 (2006, 2008)
日本女子サッカーリーグベストイレブン:11回 (1993, 1995, 1996, 1997, 1998, 2005, 2006, 2007, 2008, 2011, 2012)
日本女子サッカーリーグ最多アシスト:1回 (1998)
日本女子サッカーリーグ敢闘賞:2回 (1991, 1992)
◆表彰
栄誉賞
東京都栄誉賞(2011年)
都民スポーツ大賞(2011年)
府中市市民栄誉賞(2011年、第1号)
国民栄誉賞(2011年、代表メンバーの一員として)
紫綬褒章(2011年)
その他
第59回菊池寛賞(2011年)
ギネス世界記録(2015年) - 「FIFA女子ワールドカップ最多出場(6回)」の記録
愛称 ホマ、ほーさん
カタカナ サワ ホマレ
ラテン文字 SAWA Homare
国籍 日本
生年月日1978年9月6日(41歳)
出身地 東京都府中市
身長165cm
体重 55kg
利き足 右足
ごきげんよう♪~