つい人のことを「うらやましい」と思ってしまうあなたへのアドバイス!
☆つい人のことを「うらやましい」と思ってしまうあなたへのアドバイス
◆友達の成功を素直に喜べない時・・・
真理さんの同僚の涼子さんが秘書課に人事異動になりました。
真理さんは面白くありません。なんとなく素直になれないのです。
真理さんは何とか自分で解消しようと頑張っています。
「ああ、うらやましい」なんて思っても仕方ありませんからそう思わないようにしています。
でもね~、秘書になれば、いろいろ特権もあるし、よい話もたくさん来ます。
財閥の御曹司と結婚した人もいますし、社内でもエリートを射止めた人もたくさんいます。
涼子と私と、どう違うのでしょうか?うらやましいとおもっているから素直な気持ちになれないのです。
涼子は確かに英語ができる・・・。私は負けている。
負けたと思わなければいいのかも?
勝っていることを考えましょう。
勝っていることといえば、テニスが涼子よりうまい、でも、それがどうしたというの。テニスがうまいくらいでは今の気分の悪さは解消できない。
何か楽しいことを考えよう。ランチで何かおいしいものでも食べよう。
そんな時涼子さんから「ねぇ、真理、お昼に行かない?いつか行ったおそばやさん」と誘われました。
断る理由もありませんのでしぶしぶ一緒に行きました。
◆うらやましいという心理の仕組み
さて、どうやって気分の悪さを解消したらいいのでしょうか?
「うらやましい」というのがそもそもの気分の悪さです。
ですから「うらやましい」を解消すればいいのです。
「うらやましい」という感情は、私もそうなりたいのに私はそうなっていないという考えです。
解決策の一つは私もそうなりたいのですから、「努力すること」です。
英語の勉強をするとか、秘書課に移動になるように努力するとか。
真理さんはそういう努力はしたくないのですね。
宝くじに当たった人がうらやましい、うらやましいと気分が悪い。それでは困ります。
さて、どうしたらいいでしょうか?
正解は「自分の欲」を消すことです。
するとウソみたいに気分がスッキリします。
「自分はそうなりたい」という「欲」を消すには、「自分はそうなりたくない」と思うことでは消えません。
「自分はそうなりたい」と思うのは「自分はそうなっていないから良くない」と思うことです。
「よくなりたい、でもそれができない」、だから気分が悪くなっているのです。
そこで「自分は悪くない、自分はいい」に変えることができれば気分は良くなります。
◆「うらやましい」から抜け出すには?
正解は「自分は良くない」というセンテンスを「相手はいい」というセンテンスに変えることです。
このセンテンスのよいところは「自分」が消えていることです。
さらに、考えていることは「良い」ですから、気分は良くなります。
「秘書課に行けない自分は良くない」を「秘書課に行けた涼子は良い」に変えるのです。
そして、一緒に喜んであげるのです。
例えば「私嬉しいわ、涼子が秘書課に移動になって・・・」を何度も繰り返しましょう。
お昼になったので真理さんは約束通り、おそばを食べに行きました。
さっそく魔法の言葉「私嬉しいわ、涼子が秘書課に移動になって・・・」
「ホント、喜んでくれるの!やっぱり真理ね」
「もちろんよ(私はほんとに喜んでいるのかな?)」
「今度ね、重役のお供で軽井沢にテニスに行くの」
「私嬉しいわ、涼子が秘書課に移動になって」
「そうでしょう、軽井沢にテニスよ、絶対嬉しいでしょう」
「嬉しいわ、(うらやましいと思っているよりははるかに気分がいい。喜んでいる人を喜んであげればいいのだ。親友なんだから)」
真理さんの思考から「自分」が消えていましたから、気分の悪さは霧が晴れるように消えてしまいました。
真理さんは、気分が良くなったのでニコニコしています。
「ねぇ、真理、だからちゃんと準備しといて、土曜日八時に迎えに行くから」
「えっ、何言ってんの涼子」
「何って、重役のベンツで迎えに行くから。」
「えっ」
「真理も一緒に行くのよ。私が頼んだんだから。テニスのうまい子を連れて行きたいって。ねっ、だから一緒に来て~」
「えっ、ほんと。ああ、私、ほんとに、すごくうれしいわ、涼子が秘書課になって。ヤッホー、軽井沢で、ベンツで、テニスだぁ」
「アハハハハ、真理と友達でよかった。」
※オマケ 何かいい事きっとある♪~
☆彡今日の一言
①肯定的な言葉を使う。(ポジティブセンテンスを使おう)
②喜びはいっしょに喜び合う
一度っきりの人生、でもね リセットは何度でもOK♪~ 楽しまなくっちゃ♪~
Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす。
以上は宝彩有菜著「人生が楽しくなるちょっとした考え」より一部抜粋&加筆

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★宝彩有菜(ほうさい ありな)
広島県生まれ。大阪大学経済学部卒業。瞑想家、エッセイスト。
宝彩瞑想システム研究所所長をつとめ、日常でできる瞑想法を実
践、指導し十余年になる。また、自身の瞑想体験から、深い人間
心理の洞察に基づいて書かれた作品には定評がある。
主な著書に『「悩み」を「幸せ」に変えちゃう本』(PHP研究
所)、『「考えすぎない」練習帳』(王様文庫)、『気楽なさとり方』
(日本教文社)、『始めよう。瞑想』(光文社知恵の森文庫)『人生が楽しくなるちょっとした考え方』(大和書房)他多数。