今日はプラス思考を習慣し成功と幸福を手に入れようという話です。
最近「精神神経免疫学」という医学が進んでいます。
病気に対する抵抗力、つまり、免疫力というのは脳の働きと大いに関係しているという医学です。
免疫力は脳の中心にある「間脳」がコントロールしているということが現代医学ではっきりしました。
「暗く思いつめる」とかのマイナス感情を持っていると間脳にマイナスのパルス・刺激が伝わります。
そうすると自律神経がアンバランスになり免疫力が低下し、病気になりやすくなる。
ですからいつもプラスの感情を持つ、つまりプラス思考をして間脳の動きを活性化しておくと病気になりにくいというわけです。
マイナスの感情とは、次のようなことです。
①心配し続けること。
➁不安な気持ちを持ち続けること。
➂暗く思い詰めること。
➃「病気が治らない」、「だめだ」「無理だ」等と希望を捨ててしまうこと。
➄しょっちゅう怒っていること。
等です。
このようなマイナスの感情を持ち続けていると免疫力が低下し、身体と心を病みます。
プラス思考をつづけていると間脳が刺激され、免疫力が高まり、気力も充実し、仕事にも気が入ります。
プラス思考がすべての原点なのです。
さあ即座にプラス思考の実践です。
☆彡「明るいものの考え方をする」習慣を身につけよう
全体的にみると「失敗した」と思えるような事態でもその中のプラス面に目を転じることだ。
50%は失敗だが後の50%はうまくいっているとプラス思考することだ。そこから道は開けてくる。
◆「プラス面に目を転じる」習慣を身につける
ノーベル物理学賞を受賞した江崎玲於奈氏が「目標達成」について講演されました。
日本人とアメリカ人との考え方についてです。
『アメリカ人は目標を80%達成すると「Very Good」(最良!)と評価する。
60%くらいだと「Good」(良!)、
20-30%くらいでも、「OK!」まあまあだというのです。
日本人の場合は80%うまくいったとしても「まあまあ」、60%くらいだと「反省の余地多分にあり」と採点。
目標を100%達成しないと「成功」下とは評価しない。』と指摘しています。
確かに日本人は「完全主義」という特性があるようです。
出来なかった部分に厳しい目を向けます。
その様なシビアさが、今日の日本経済をはづいてきたとも言えます。
ですから日本人の完全主義を安易に否定することはできません。
しかし、それとは逆の見方も否定できないと思います。
それは「失敗」の部分ばかりに目を向けないというプラス発想です。
「うまくいった」部分に目を向けるアメリカ人的な考え方を肯定するのです。
「うまくいった部分」「いい部分」に目を向けるということは、「クヨクヨと悩まない」ということです。
とはいってもマイナスの部分に目をつぶれということではありません。
失敗は失敗で冷静に対応する必要があります。
全体的にみると「失敗した」と思えるような事態でもその中のプラス面に目を転じる習慣が大切です。
「50%は失敗だが後の50%はうまくいっている」とプラス思考します。
人間に善玉菌と悪玉菌がいるように、
人の心にプラス面とマイナス面があるとします。
いつもはプラス面49%とマイナス面51%であるものをほんの少し、比率を変えて
プラス面51%とマイナス面49%にして習慣化しましょう。
この習慣化することが大切なのです。
発明王のエジソンは部下が「実験は失敗しました。」といった時、「その方法ではダメだとわかったということだから成功なのだ。」と言ったといわれています。
又「✖(バツ印)」を首を右に傾けてみてください。すると「✚(プラス)」という記号に見えませんか。
負のイメージがプラスのイメージに変わりました。
こうやって一つの事象に無数の見方、考え方があるのです。
物事のプラス面に目を転じることによって、積極的な新しい第一歩を踏み出すことができるのです。
以上は 阿奈靖雄著 「プラス思考の習慣で道は開ける」より一部抜粋&加筆
★江崎 玲於奈(えさき れおな、、1925年(大正14年)3月12日[1] - )は、日本の物理学者である。国外においてはレオ・エサキ(Leo Esaki)の名で知られる。1973年(昭和48年)に日本人としては4人目となるノーベル賞(ノーベル物理学賞)を受賞した。文化勲章受章者、勲一等旭日大綬章受章者。