『物事を良い方に解釈する』習慣を身につけよう! プラス思考の習慣で道は開けるより
プラス思考の習慣で道は開ける
今回はプラス思考を習慣し成功と幸福を手に入れようという話です。
最近「精神神経免疫学」という医学が進んでいます。
病気に対する抵抗力、つまり、免疫力というのは脳の働きと大いに関係しているという医学です。
免疫力は脳の中心にある「間脳」がコントロールしているということが現代医学ではっきりしました。
「暗く思いつめる」とかのマイナス感情を持っていると間脳にマイナスのパルス・刺激が伝わります。
そうすると自律神経がアンバランスになり免疫力が低下し、病気になりやすくなる。
ですからいつもプラスの感情を持つ、つまりプラス思考をして間脳の動きを活性化しておくと病気になりにくいというわけです。
マイナスの感情とは、次のようなことです。
①心配し続けること。
➁不安な気持ちを持ち続けること。
➂暗く思い詰めること。
➃「病気が治らない」、「だめだ」「無理だ」等と希望を捨ててしまうこと。
➄しょっちゅう怒っていること。
等です。
このようなマイナスの感情を持ち続けていると免疫力が低下し、身体と心を病みます。
プラス思考をつづけていると間脳が刺激され、免疫力が高まり、気力も充実し、仕事にも気が入ります。
プラス思考がすべての原点なのです。
さあ即座にプラス思考の実践です。
本日は
☆彡『物事を良い方に解釈する』習慣を身につけようということです。
西田君は建設会社に勤務している25歳のフレッシュマンです。
彼は毎朝、出社すると守衛さんから受付嬢に至るまで、誰にでも声をかけます。
「おはようございます!」と先手を打って明るく挨拶するのです。
同僚たちは「自分の仕事に関係のない人にまで挨拶する必要はないんじゃないの」と言っているそうです。
ところが「話し方教室」に通って勉強するようになってから「挨拶」の重要性を教えられたのです。
挨拶がかけている職場は、どこかギクシャクしています。
職場の人たちの気持ちもバラバラです。
上司や同僚が出かける時、明るい声で「行ってらっしゃい」と声がかかれば「よし、頑張ってくるぞ」という気分になります。
帰って来た時に、「お帰りなさい。お疲れさまでした」と明るく迎えられれば、外回りの疲れも吹っ飛ぶものです。
このようにお互いに、挨拶を交わしていれば、職場は自然にはつらつとしてくるものです。
「一にニッコリ、二にお辞儀、三に言葉をかけましょう」 これは埼玉県本庄市の埼玉グランドホテルの合言葉です。
同ホテルでは年に1回ニコニコキャンペーンを実施しています。
接客マナーの向上が目的です。期間は1か月。期間中、全社員は「にこにこワッペン」を自分の名札の下につけます。
そして、いつも笑顔を絶やさない感じのいい社員をお客様に選んでいただくのです。
「相手によって差別はダメ」というルールにもなっています。
ですから、同ホテルで入りの取引業者にも投票してもらいます。
入賞者は社長から表彰され、商品や賞金が贈られます。
このキャンペーンが実施される数日前に、「どうしたらにこにこができるか」について全社員によるグループ・ディスカッションが行われています。
そして、その話し合いで次のような要点がまとまりました。
➀ニコニコできる人は健康
➁家庭生活が円満
➂笑顔は人間関係の基本
➃物事を良い方に解釈する習慣
➄自分の笑顔を鏡に映して研究する。
明るい挨拶は明るい家庭・職場の基本。笑顔は人間関係の基本。
この基本を肝に銘じておきたいものです。
と同時に、「物事を良い方に解釈する」習慣を定着させたいものです。
以上は 阿奈靖雄著 「プラス思考の習慣で道は開ける」より一部抜粋