怒りは毒!~腹は立てずに横にする? 「プラス思考の習慣で道は開ける」より
プラス思考の習慣で道は開ける
プラス思考を習慣にし、成功と幸福を手に入れようという話です。
今日は「むやみに腹を立てない」習慣を
作ろうというテーマです
最近「精神神経免疫学」という医学が進んでいます。
病気に対する抵抗力、つまり、免疫力というのは脳の働きと大いに関係しているという医学です。
免疫力は脳の中心にある「間脳」がコントロールしているということが現代医学ではっきりしました。
「暗く思いつめる」とかのマイナス感情を持っていると間脳にマイナスのパルス・刺激が伝わります。
そうすると自律神経がアンバランスになり免疫力が低下し、病気になりやすくなる。
ですからいつもプラスの感情を持つ、つまりプラス思考をして間脳の動きを活性化しておくと病気になりにくいというわけです。
マイナスの感情とは、次のようなことです。
①心配し続けること。
➁不安な気持ちを持ち続けること。
➂暗く思い詰めること。
➃「病気が治らない」、「だめだ」「無理だ」等と希望を捨ててしまうこと。
➄しょっちゅう怒っていること。
等です。
このようなマイナスの感情を持ち続けていると免疫力が低下し、身体と心を病みます。
プラス思考をつづけていると間脳が刺激され、免疫力が高まり、気力も充実し、仕事にも気が入ります。
プラス思考がすべての原点なのです。
さあ即座にプラス思考の実践です。
☆彡「むやみに腹を立てない」習慣
「あまり怒りよると、とうとう腹も立てられないような、不幸な体になってしまうぞ」と吉田松陰が言ったと伝えられています。
私達はこの吉田松陰の言葉の意味をじっくりとかみしめてみたいと思います。
知人にも「不幸な身体」になってしまった人がいます。カッカと腹を立てて怒鳴っている最中に倒れてしまいました。死因は脳溢血でした。
すぐにカッカと興奮してしまう人、つまり、"怒りん坊"の人はたいてい高血圧で悩んでいます。
あるいは何らかの病気を抱えて苦しんでいます。
怒りは毒なのです。
「むやみな怒りは寿命を縮めます」と言い切れるのです。
ハーバード大学のゲーツ教授がある実験を行いました。
ある患者が起こりだした時の息を液体化したものをネズミに注入したところ、ネズミは狂ったように暴れだしたというのです。
また子供を亡くしたとても悲しんでいる母親からも同じような結果が得られたようです。
ゲーツ教授はこうしたいろいろな実験の結果次のような結論を発表しました。
『「怒り」「悲しみ」「不安」「恐怖」「心配」「憎悪」「恨み」等の精神状態の時、人体にある物質が発生する。その物質にはかなりの強力な毒性がある』という結論です。
毒蛇にはその毒をためておく袋があります。その袋から出た毒はうまい具合に体外による仕組みになっています。
人間にはそのような仕組みになっていません。
自分で出した毒は、自分の体内を回るよりしょうがないのです。だから毒は作ってはならないのです。
その毒が身体に回って病気を作り出すからです。
故に「むやみに腹を立てない」という習慣を作っていきましょう。
格言「腹は立てずに横にする」詠み人知らず
以上は 阿奈靖雄著 「プラス思考の習慣で道は開ける」より一部抜粋&加筆
※ポジティブに生きるには怒りが込み上げてきたときには「許す」「赦す」という「ゆるし」の習慣が大事です。
大成功した実業家の斎藤一人さんは「7つの天国言葉」というものに「ツイてる。嬉しい。楽しい。感謝しています。幸せ。ありがとう。許します。」を推奨しています。
「地球が天国になる話」より
その中には「許します。」が入っていますので参考になさってください。
この「ゆるす」ことをどこまでやれるかがキーポイントですね。
更に「笑う門には福が来る」とよく言われます。
実際よく笑う人は長生きするそうです。
ポジティブに生きるには笑顔の習慣も一つの選択肢となります。
「笑顔は美と健康と幸せを作り出す」と赤須知美は述べています。
「いつもきれいと言われる笑顔の習慣」より