幸せの種まきは「桃栗三年柿八年」、「幸せ銀行への定期預金」と思う!
☆彡「桃栗三年柿八年」
頑張って努力しても、なかなか結果が返ってこない時には無駄な努力をしてしまったと落ち込んでしまいます。
こんなことならやるんじゃなかったと、後悔もしてしまいます。
作物でも、種によって、早く実を結ぶものと、遅く実を結ぶものがあります。
例えば、コメは種をまいたその年に実ります。
でもね~、「桃栗三年柿八年」ということわざがあるように、実を結ぶまでに三年も八年もかかるものもあります。
私たちの「行い」も同じです。
仏教では、すぐに結果となって現れる行いを「順現業・じゅんげんごう」と言います。
しばらくしないと結果が現れない行いを「順次業・じゅんじごう」と言います。
だいぶ後になって現れる行いを「順後業・じゅんごぎょう」と言います。
作物に例えると、
「順現業・じゅんげんごう」は種をまいたらすぐに実をつける「コメの種」です。
「順次業・じゅんじごう」は翌年に実を着ける麦の種です。
「順後業・じゅんごぎょう」は三年や八年たたないと実をつけない桃、栗、柿などの種です。
お釈迦様は「速く実を結ぶ行いもあれば、遅く実を結ぶ行いもある。まいた種は必ず実を結ぶから、早い遅いは気にせずに種まきを心掛けなさい。」と教えられました。
とはいうものの、私たちは目先のことばかり考えがちですから、すぐに結果が出るものばかりに目が行ってしまいます。
なかなか結果が出ないと思う時には「幸せ銀行に定期預金」をしていると思いましょう。手元にお金が戻ってくるのには多少時間がかかります。
種をまいた後に、無理矢理「出てこい、出てこい」と有害な化学肥料をまいて強引に発芽させようとしてはいけません。
花にも、遅咲き、早咲きがあるようにあなたの行いにも、早咲きもあれば遅咲きもあるのです。
まいた種は必ず生えてきますので焦らず確実にタネをまいていきましょう。
☆彡今日の一言
①寛容なココロで幸せのタネをまこう
②今日の貯金(幸せ銀行への定期預金)が明日の幸せを作る
③「桃栗三年柿八年」
※「桃栗三年柿八年」
果樹を植えたら、その実がなるまでに相応の歳月を待たねばならないことから、何事も成就するまでにそれ相応の年月がかかるということ。
「桃栗三年柿八年」の後に、「梅は酸いとて十三年」「柚子は九年でなりかかる」「柚子は九年の花盛り」「柚子の大馬鹿十八年」「枇杷は九年でなりかねる」などと続けてもいう。
『尾張(大阪)いろはかるた』の一つ
人生は一度だけ、でもね リセットは何度でもOK♪~ 楽しまなくっちゃ♪~
Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす。
以上は岡本一志著「幸せのタネをまくと幸せの花が咲く」より一部抜粋&加筆
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★岡本一志のプロフィール
岡本一志(おかもとかずし)
一般社団法人 全国仏教カウンセリング協会代表
昭和51年、愛媛県生まれ
東京大学理学部数学科中退
全国各地で年間120回以上の勉強会、講演会を開催している。
人間関係や仕事、恋愛、家庭の問題など、様々な悩みごとの相談に乗り、仏教の教えに基づいたアドバイスをしている。
著書に「幸せのタネをまくと幸せの花が咲く1,2」(一万年堂出版)
「心がほっとするほとけさまの50の話」(三笠書房)があり、
累計30万部のベストセラーになっている。