☆彡ハッピーレッスン
✱人は自分の心を映す鏡
ある朝、リンゴをかじって「あれ~」、と思った。
味がいつもの違うのだ。
シャキッとした切れ味のようなものがない。
もうリンゴの季節が終わってしまったのかしら? 「残念~」と思いつつ冷蔵庫にしまった。
でもね~、昨日の食べ残しのリンゴを翌朝食べてみた。
再び「なんでだろう」と思った。なんとシャキシャキ感が戻っているのである。
リンゴを冷やしたせいなのだろうか?
そこで気が付いた。
悪いのはリンゴではなく、私の「舌と胃」のせいだったのである。
前日はその前の夜に食べすぎ、飲みすぎ、仕事で睡眠不足、不摂生の極致に陥っていたからリンゴがおいしく感じなかったという訳である。
以来、林檎をまずく感じるのは「自分の状態が悪いせい」と思って、すぐに林檎を責めるのを慎むようにしている。
ころで食べることだけでなく、私たちが物事を感じるときも同様ではなかろうか。
「とても嫌な人」「とても嫌な仕事」「不愉快なこと」等とイライラ怒っている時、ふと考えてみると、自分自身がイライラしているために相手を「嫌な人」、物事を「嫌なこと」に捉えてしまうことがある。
こちらがイライラして、顔をしかめているから相手も同化してしまったり、慌てて何かをするから失敗して「嫌な仕事」になってしまうのである。
自分の体調や気分が悪いから、コーヒーを入れても林檎をかじってもまずく感じてしまう。
私(海原純子)はこれをひそかに「林檎の法則」と呼んでいる。
「何て感じの悪い人なんだろう」と思ったら『林檎』を思い出してみる。
そして、「自分の状態はどうだろう」と思い返してみる。
すると以外にも自分自身の状態に原因があることに気が付いたりする。
相手は大したことをしたわけでもないのに、自分が過敏に反応しているのである。
そんな時には三つのことをやってみよう♪~
一つは深呼吸である。深呼吸してちょっと待って、とイライラを鎮めるのである。
すると心の中に少しばかり、「ゆとり」が生まれる。
そこで、二つ目、今度は相手のいいところを探してみるのである。
「なぬ♪~、嫌な奴だと思って居るのに、いいところなんかあるものですか!」
いいえ、あるんです。
それはあなたが相手を「嫌な奴」だと思って居るから見えていないだけなのです。
「相手は自分よりも優れていてみんなに好かれている」というように思ってみると二つや三つはすぐに見つかります。
三つめは相手の立場になって考えてみることである。
「あの嫌な人はきっと私と同じように、何か嫌なことがあったんだ。かわいそうな人なのね」
と察してあげましょう。
「あの嫌な人にも幸運の女神が微笑みますように・・・」と祈ってあげましょう。
いかがでしょうか?
少しはイライラ感がおさまったことと思います。
☆彡今日の一言
❶他人は自分を映す鏡である。
❷嫌なことに遭遇したら、深呼吸&「林檎の法則」を思い出せ♪~
※リンゴの唄
これにて一件落着、めでたし、めでたし~。
一度っきりの人生、でもね リセットは何度でもOK♪~ 楽しまなくっちゃ♪~
Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす。
以上は海原純子著 『「元気な私」になれる本』 より一部抜粋&加筆
★海原純子
海原 純子(うみはら じゅんこ、1952年4月1日 - )は、日本の医学者(医学博士)・医師、随筆家、歌手。神奈川県横浜市出身
来歴・人物
学生時代にアルバイトでジャズ歌手として活動していた時期があった。1976年、東京慈恵会医科大学卒業[4]。同大内科、病理学講師を経て、1984年、東京都港区南青山で「海原メディカルクリニック」を開業。女性のストレス性疾患の診療を行う[5]。 1999年からは休止していた歌手活動を再開。日本各地でライブを開催している[6]。2006年白鷗大学教育学部教授、心身医学健康教育リテラシーなどの講義を受け持つ。2007年から2012年まで厚生労働省健康大使に任命される。2008年から2010年までハーバード大学ヘルスコミュニケーション客員研究員として研究に携わる。2011年、復興庁心の健康サポート事業統括責任者となり、東日本大震災による被災者や災害ボランティアの心のケア、サポートニーズ調査および講演活動を行っている。2013年より日本医科大学特任教授に就任[5][7]。これまで多くの著書を上梓し、読売新聞「人生案内」回答者にも名を連ねる。2016年現在、毎日新聞・日曜版「心のサプリ」を連載執筆中[8]。
主な著書
『今日を「いい気持ち」で生きるレッスン』三笠書房、2002年6月。ISBN 9784837972549。
『「きれい」への医学』講談社、2002年8月。ISBN 9784062566520。
『海原純子の「このままではいけない!」と思ったら読む本』ダイヤモンド社、2002年11月。ISBN 9784478732403。
『こころの格差社会』角川書店、2006年6月。ISBN 9784047100435。
『会社でうつ 休むと元気ハツラツな人』文藝春秋、2008年11月。ISBN 9784163707808。
『サラブレッド・コンプレックス』日本実業出版社、2009年10月。ISBN 9784893761132。
『ツイッター幸福論』角川書店、2011年2月。ISBN 9784047102736。
『大人の生き方 大人の死に方』毎日新聞社、2011年2月。ISBN 9784620320489。
『困難な時代の心のサプリ』毎日新聞社、2011年11月。ISBN 9784620320960。
『幸福力 幸せを生み出す方法』潮出版社、2013年12月。ISBN 9784267019661。
『「元気な私」になれる本』三笠書房などなど…etc.多数あり。
ごきげんよう♪~