他人からの悪意は「受け取らない」と決める! 「自分を幸せにできるのも、傷つけるのも自分だけです。」
☆ 他人からの悪意は「受け取らない」と決める!
私達は人の言葉に振り回され、腹が立ったり、悩んだり、落ち込んだり、挙句の果てに、その人を憎んだりします。
人は100人いたら100人100色、いろいろな考えを持っているから、あなたと意見が合わない人がいて当然です。
あなたを好きな人もいれば、あなたを嫌いな人もいます。
「みんなから好かれる」ということは不可能なのです。
そんな幻想は今日限りでスッパリ捨ててしまいましょう。
それはあなただけに限らず、どんな人でも同じなのです。
まずはその事実を素直に受け留めましょう。
そして、そういう人の中には悪口を言う人がいるのも当然のことです。
当然のことが起きているのに、クヨクヨ悩んだり、腹を立てても仕方ありません。
人に悪口を言われても気にしないこと。「ハハハ」と聞き流してしまうに限ります。
もう一つ、知っておいて欲しいことがあります。
それは誰かがあなたの心に手を突っ込んで、あなたの心を傷つけることは不可能だということです。
実はあなたの心を他人が傷つけることはできないのです。
傷ついたと思う時は、ほとんどが被害妄想です。
すべては自分の心の中の問題です。
他人の言動をどう受け止めるかという自分の心の姿勢次第で、傷ついたり、傷つかなかったりするわけです。
お釈迦様にこんなエピソードがあります。
ある日、バラモン(バラモン教の司祭)の一人が、お釈迦様に、あらゆる限りの悪口をぶつけました。
お釈迦様はそれを黙って聞いていましたが一通り、聞き終わった後で、こういわれました。
「もし、お客様を迎えるために御馳走を用意していたのに、お客様がいらっしらなかったら、その食事はどうするのですか?」
バラモンは「その料理はもともと、私の家で用意したものですから、もちろん、家族と一緒に食べます。」と答えました。
それを聞いたお釈迦様はこうおっしゃいました。
「それでは、今、あなたは私に悪口・侮辱・中傷などの接待をしましたが、残念ながら私はそれを受け取りません。ですから、その悪口・侮辱・中傷は、どうぞ&なな達家族で受け取ってください」・・・・。
他人から悪意を受けたときは「受け取らない」と決めるだけでいいのです。
怒りを抱いたら、自分が傷つくだけです。逆に自分さえ、相手の怒りを受け取らなければ相手がすべて受け取ることになるのです。
怒鳴られても、ニコニコしている人は、それを受け取らないし、心を汚すこともないのです。
自分の心を傷つけるのは「自分自身以外にはありえない」と自覚してください。
でも、どうしても腹が立ってしまったら、別のことをして気分を切り替えることです。
人は二つのことを同時にできませんから、そういう時は明るい友人に連絡をとったり、遊びに行ってしまえば、すぐに忘れてしまいます。
「自分を幸せにできるのも、傷つけるのも自分だけです。」
Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす。

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以上は 心理学博士 さとうやすゆき著 「運がよくなる小さな習慣」より一部抜粋&加筆
※オマケの付録
お釈迦様の逸話は「増支部経典」や「相応部経典」によるものだと思われます。参考までに。
■悪口を言った相手を悩まさせる最高の嫌がらせはあなたが怒らず、平常心で朗らかにしていることです。
増支部経典より
■怒りという手料理は食べずに帰る。
相応部経典より。

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