この世のゴールデンルールの一つに「与えることは受け取ること」という因果律があります。
あなたが誰かにしてあげたことはやがて必ず何らかの形で返ってきます。
特定の人から帰ってきていないように見えても、めぐりめぐってどこからか、誰かからやがて必ず帰ってきます。
・あなたがまいた種(原因)はやがて芽が出て、実がなり、花が咲きます(結果)。
・あなたが誰かに微笑みかけたら、あなたは誰かから微笑みを投げかけられます。
・あなたが誰かを愛したら、あなたは誰かから愛されます。
・あなたが誰かに喜ばれることをしたら、誰かからあなたに喜びが返ってきます。
・あなたが誰かを幸せにしたら、誰かからあなたに
幸せを感じることがプレゼントされます。
・あなたが誰かを傷つけたら、実はあなたが深いところで傷つきます。
・あなたが周りを応援しなければ、あなたは周りからの応援を心から受け取れません。
恩返しと恩送りという言葉があります。
恩送り(おんおくりPay it forward)とは、誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく、別の人に送ることです。
「恩」とは、めぐみ、いつくしみのことです。
誰かから受けた恩を、自分は別の人に送る。そしてその送られた人がさらに別の人に渡す。そうして「恩」が世の中をぐるぐる回ってゆくということになります。
「恩送り」では、親切をしてくれた当人へ親切を返そうにも適切な方法が無い場合に第三者へと恩を「送る」。
恩を返す相手が限定されず、比較的短い期間で善意を具体化することができるとしている。社会に正の連鎖が起きるのです。
現在の私たちの状況は「過去に蒔いたあらゆる原因の集積」といえるでしょう。
私たちが毎日与えていること、考えていること、行動していることはそれが原因となり、その思考や行動に相応しい結果が将来現れます。
だとしたら「自分がして欲しいことを、相手にもしてあげる。自分がしてほしくないことは相手にもしない」事がベストな生き方といえるでしょう。
※「それで何事でも、自分にしてもらいたいことは、他の人にもそのようにしなさい。これが律法であり預言者です。」と「新改訳聖書 マタイの福音書」にもありますね。
◆「与えることは受け取ること」というブーメランの4つの法則があります。
「人生はまさにブーメランだ。人に与えたものは手元に返ってくる」
ブーメランの返ってくる方角、タイミングには4つあります。
➀誰かに○○を与えると、相手から○○に見合ったことが与えられる。
➁誰かに○○を与えると、時間差を置いて、誰かから、あるいは、出来事として与えられる。
➂誰かに○○を与えると、その相手とは異なる誰かから、○○に見合ったことが与えられる。(恩送り)
➃誰かに○○を与えること自体がとても幸せなので、すでに与える喜びを受け取っている。
新しい出会いやご縁を結んで、与えたものが返ってくるかもしれませんね。
楽しみながら、今できる最高のことを周りに与えていけば一層の幸せや豊かさが循環して帰ってくることに気が付くことでしょう。
さて、人生の目的の一つに幸せになることが挙げられますがどうしたら幸せになれるのでしょうか。
幸せはその人の心の中にあるといえます。そして幸せは手に入れるものではなく、
幸せに感じることのできる心を手に入れることだと思います。
私たちは今どれほど多くの存在に支えられ、どれほど多くの人の世話になっているでしょうか。
「日常起こる問題」ばかりに目を向けて不平を言うのではなく、自分がこんなにも恵まれていることに気付き、感謝しましょう。
あなたが一瞬にして幸せになる為に、「今いかに自分が恵まれているか?」意識を向けてみてください。
今日、自分があることに感謝し、「ありがとう」と言ってみましょう。
幸せのヒントが見えてくるはずです。
幸せの法則 望月 俊考著より一部抜粋&加筆