Help! 人に賢く、上手に頼みごとをする時の言葉の使い方とは? カエル君になろう?
☆彡人に上手に頼みごとをする言葉の使い方とは?
✱上手に気持ちを伝えたいなら「アイ(私・I)メッセージ」を自由自在に使いこなそう♪~
◆要望を伝える2つの方法 You&Imethod ユーアンドアイメソッド
若い人を中心に自分の気持ちや意見を伝えることにストレスを感じている人が増えています。
伝わらないのは「相手が悪いから伝わらないのだ。」と思っている人が多いのです。
それでは相手を変えられますか? 少し無理がありますね。
それでは自分を変えられますか? 努力をすれば可能ですよね。
問題は「相手が悪い(他責)と思っている」といつまでも解決しません。
問題を自責(自分のせい)としてとらえるのがコツです。
見方・考えをカエル、言葉をカエル、言い方をカエル、カエル君に変身で♪~す
そこで今日は賢く、上手に意見や思いを伝える魔法のスキルをお知らせします。
自分の意見、希望・要望を伝える方法には、2通りあります。
ユー(あなた・You)メッセージと、アイ(私・I)メッセージです。
例えば
①「もっと早く書類を渡してよ」
②「もう少し余裕をもって渡してくれると助かるんだけど・・・」
相手に、反感を持たれずに快く受け入れてもらえるのはどちらでしょうか?
①のように言われると悪いと思っていても「そんないい方しなくても・・・」と反感を買ってプンプンですよね。
②ではどうでしょうか?
素直に、悪かったと思い、「スミマセン次から気をつけます」と言い安くなりますネ。
①と②はただ単に言葉の言い方の丁寧さが違うというだけではないのです。
主語が違うのです。
①は「貴方は早く書類を出しなさい」と命令しているのです。主語はユー(あなた・You)なのです。
人はコントロールされることが嫌いです。
命令されると、たとえ部下でも反論したくなります。
「上司と部下や、先輩後輩の関係なら、命令するのは当然だ。なんで部下にそこまで気を使わなくてはいけないんだ!」と思っているといつまでも部下・他人は気持ちよく動いてくれません。
【実るほど頭が下がる稲穂かな】を思い出しましょう。
相手は人間なのです。感情を持っているのです。
そこで主語をアイ(私・I)にしたのが②なのです。
「私はもう少し余裕をもって渡してくれると助かるんだけど・・」という訳です。
アイ(私・I)メッセージは必ずしも「私は・・・」から始めなくてもいいのです。
「私は○○なので困っている」「私は○○してもらえると助かる」といった言い方をすると物事はスムーズにいきます。
さらに、上級者はアイメッセージに疑問形をプラスします。
仕事を手伝ってほしい時には、命令したい気持ちを上手に変えて
「ゴメン~、ちょっとだけ手を貸してもらえると助かるんだけど…」と言ったらどうでしょうか。
アイを主語にして相手の気持ちも考えて、疑問形にしていますネ。やわらかいネ
これだと忙しくても断れませんよね。右手は使っていても左手を貸してくれます。
上手な『人の使い方』ですネ。
やったねカエル君♪~
まさに「言葉遣いは心遣い」なりですね。
一件落着! めでたしめでたし♪~
☆彡今日の一言
❶言葉遣いは心遣い
➋問題は他責(タセキ)ではなく自責(ジセキ)として考える
❸カエル(変える)君になろう!自分を変化させよう
❹主語をアイ(I=私)として心を伝えよう
➎さらに疑問形にするともう相手は断れないのだ!
Help! ザ・ビートルズ
一度っきりの人生、でもね リセットは何度でもOK♪~ 楽しまなくっちゃ♪~
※失敗談
若かりし頃、付き合っている彼女に言われました。
「私、お見合いを勧められているんだけど・・・」
その時私は学生で「・・・」何も言えませんでした。
その後彼女はまもなく見合いして結婚していきました。
【付き合っているんだから待ってくれてもいいのに】ああ無情♪~
彼女は「見合いはするな!もう少し待って俺と結婚してくれ」と言ってほしかったのだと思います。
今なら言えるのです、「やめろよ」と・・・。
そうすると彼女は卒業まで「待つわ♪~」あみん・・・となったのではないでしょうか?
若かったんですね。
Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす。
以上は 奥田 弘美著『精神科医もやっているうつが逃げ出す50のコツ』より一部抜粋&加筆
★奥田 弘美(オクダヒロミ)
医師(精神科、精神保健指定医)
日本医師会認定産業医
労働衛生コンサルタント
作家
日本マインドフルネス普及協会代表理事
メディカル&ライフサポートコーチ研究会代表
平成4年山口大学医学部卒。
精神科医・産業医として都内18か所の企業で産業医として
働く人の心身のストレスケアに携わるほか、
東都クリニックにて診療およびコーチングやマインドフルネスを活用した
カウンセリングを行っている。
作家活動も精力的に行っており、ストレスケアやマインドフルネス、
コーチング、ダイエットなどをテーマに著作は20冊以上。
著書にはベストセラーとなった
「心に折り合いをつけてうまいことやる習慣」(すばる舎)
「何をやっても痩せないのは脳の使い方をまちがえていたから」(扶桑社)、
「メディカルサポートコーチング入門」(日本医療情報センター)のほか、
「1分間どこでもマインドフルネス」(日本能率協会マネジメントセンター)
「一流の人はなぜ眠りが深いのか」(三笠書房)、
「図解・めんどくさいをスッキリ消す技術」(マキノ出版)、
「心の毒がスーッと消える本」(講談社)
「うつが逃げ出す50のコツ」(青春文庫)など多数。
ごきげんよう♪~