☆彡自分が悩み苦しんでいるものは何か?はっきりさせよう♪~
お釈迦さまは35歳で仏の悟りを開かれたときに、「人生は苦なり」とおっしゃいました。
みんなから「あの人は何の悩みもなくて、楽しそう」と思われている人もいます。
でもね~、「悩みのない人なんていないみんな苦しんでいるのだ」とお釈迦様ははっきり見抜かれています。
私(岡本一志)は読者からいろんななやみのそうだんを受けることがあります。
そういう方の悩みを聞いて分かったことがあります。
それは悩みというのは、自分が何に悩んでいるのかがはっきりすればほとんど解消されるということです。
逆に、自分が何に悩んでいるのか、悩みの原因がわからないから、必要以上に不安になったり、腹を立てたり、疑心暗鬼になったりしてしまうのです。
例えば、体調が悪い時、自分が何の病気なのかわからないとますます不安になります。
ひょっとしたら深刻な病気じゃないだろうかと悪い考えが頭をめぐります。
そんな時、病院に行って診察を受けて、胃炎だとはっきりすると、もうあれこれと思い悩む必要はなくなります。
後は治療だけです。
あるお母さんから、中学三年生になる子供が最近、不登校気味だという相談を受けました。
実際にそのお子さんと話をすることができました。
世間話で仲良くなった後、「最近学校はどう? たのしい?」と聞いてみました。
「あんまり楽しくない」と蚊の鳴くような声で答えたので
「そうなんだ。でも何もかも詰まんないわけじゃないよね。楽しいこともあるんじゃない?」
「クラブは楽しい。」
「そうなんだ。何部に入っているの?そうか楽しそうだね。じゃ何が嫌なの?」
「数学が嫌だ・・・」とその子の悩みを聞いていくと、
数学が特に苦手で授業がさっぱりわからないので、学校に行くのが辛くなってしまっていたのです。
どこがわからないのかを良く聞いていくと、小学校で習った分数の計算が理解できないまま中学生になっていたことがわかりました。
しかもそのことを恥ずかしくて誰にも言えなかったのでした。
そこで、「学校が嫌いなんかじゃなくて数学が嫌だったんだね。でも数学全部がわからないのではなくて、分数の計算につまづいていただけなんだよ。そこだけわかれば、全部、好きになるからだまされたと思って、次に会う時までにこれをやっといてね」と言って分数の計算ドリルをプレゼントしました。
後日、お母さんから聞いたのですが、その子は真面目にドリルをやって、数学の成績がぐっと伸び、当初は高校進学も心配されていたのに、立派に進学できたそうです。
私達は一つ嫌いなことがあると、全部が嫌になることがあります。
でもそれは、一本の木が嫌いだからと言って、その木が生えてる山全体が嫌になるなんてもったいないことです。
山には美しい花や木々、小川のせせらぎ、鳥のさえずり、たくさんの素敵なものがあります。
山全体が嫌いなのではなく、一本の木が嫌いなだけということがわかれば、全部を捨てなくても済みます。
悩んでいるとき、少しだけ落ち着いて自分が何に悩んでいるのかを振り返ってみましょう。
な~んだ、こんなことで悩んでいたのかと気持ちが軽くなって、解決の方法がはっきりして、目の前が開けます。
☆彡今日の一言
①悩みの原因を突き止めよう。(夜に悩みを考えず、朝から昼にかけて考えよう)
②誰かに相談するのも良し。(血液型A型の人はO型の人に、マイナス思考の人は、プラス思考の人に相談するとよい。。)
③みんな悩んで大きくなるのです。
人生は一度だけ、でもね リセットは何度でもOK♪~ 楽しまなくっちゃ♪~
Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす。
以上は岡本一志著「幸せのタネをまくと幸せの花が咲く」より一部抜粋&加筆
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★岡本一志のプロフィール
岡本一志(おかもとかずし)
一般社団法人 全国仏教カウンセリング協会代表
昭和51年、愛媛県生まれ
東京大学理学部数学科中退
全国各地で年間120回以上の勉強会、講演会を開催している。
人間関係や仕事、恋愛、家庭の問題など、様々な悩みごとの相談に乗り、仏教の教えに基づいたアドバイスをしている。
著書に「幸せのタネをまくと幸せの花が咲く1,2」(一万年堂出版)
「心がほっとするほとけさまの50の話」(三笠書房)があり、
累計30万部のベストセラーになっている。