人生を変えるレッスン~「プロセスを楽しむ」タル・ベン・シャハー著「ハーバードの人生を変える授業」より
✱人生を変えるレッスン✱
◆「プロセスを楽しむ」
いつも幸せでいたいと思っていると、失敗や失望感を招くことになります。
将来のより大きな利益のために、現時点での利益をあきらめることも必要ですし、どんな生活においても日常的なつまらない作業を省くことはできません。
試験勉強をしたり、将来のために貯蓄をしたり、または就職して、1週間に何十時間も働くことは、楽しくない場合も多いでしょう。
しかし、そうした行動を続ければ、長期的な幸福を得ることができます。
大切なのは、たとえ現在の利益を将来のより大きな利益のためにあきらめることになっても、出来るだけ将来の役に立つ活動に時間をかけることです。
とはいえ、時には「快楽主義」になるのもいいことです。
現時点の利益に焦点を当てることは元気を取り戻すのに役立ちます。
ビーチで寝そべる、ピザを食べてからチョコレートサンデーをデザートにする、テレビを見るなどなど…etc.
たまにはそんなふうにリラックスして、のんびり楽しむことで私たちはもっと幸せになります。
☆彡今日のワーク
◆思考
将来の役に立ち、現在も楽しめる活動をしたことを思い出してみましょう。
1回のみの経験であっても、長期にわたるものであっても構いません。
◆行動
ライフスタイルを分類する。
次の4つのライフスタイルについて考えてみてください。
あなたがそのライフスタイルを選んでいた体験や期間について、4日間連続して、少なくとも1日15分間を使って書いてみましょう。
1日1つのライフスタイルについてのみ書いてください。もし、1つのライフスタイルについて4日間連続して詳しく書いても構いません。
文字や文法の間違いは気にせずただ書いてみましょう。
感情(当時どう感じていたか、今はどうか)、行動(どんな行動をしていたか)、考え方(当時どう考えていたか、そして、今は?)を全部含めて書くことが大切です。
☆彡各4モデル
①出世競争型
常に将来の目標を追い求め、激しい競争の中に身を置き、毎日の生活を楽しむことができなかった時期について書いてください。
どうしてそのように生きていたのでしょうか?そのように生きることによって得られた利益とはどんなものでしたか?そのためにどんな代償を払いましたか?
②快楽型
結果を考えることなく、目の前の楽しみだけを求める快楽主義者として過ごした時期、および快楽主義的体験について書いてください。
そのように生きたことから何が得られたでしょうか?そのためにどんな代償を払いましたか?
③悲観型
悲観的になって投げ出してしまった体験、もしくは無力感にとらわれていた期間について書いてください。
その時に感じた心の奥底の感情や考えを書いてください。
④幸福型
とても幸せだった時期や幸せを感じた体験について書いてください。
あたかも、そのただなかにいるかのように想像し、その時と同じ感情をもう一度味わってみてください。そして、その時の気持ちを書いてみてください。
☆彡今日の一言
「私たちは休むことなく登り続けるようにできています。たとえ、そこが谷底であっても、山頂であっても」
(ジョン・ガードナー 政治家)
一度っきりの人生、でもね リセットは何度でもOK♪~ 楽しまなくっちゃ♪~
Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす。
以上はタル・ベン・シャハー著成瀬まゆみ訳「ハーバードの人生を変える授業」より一部抜粋&加筆
★タル・ベン・シャハーのプロフィール
タル・ベン・シャハー(Tal Ben-Shahar/1970年-/男性)は、肯定心理学(ポジティブ・サイコロジー)や指導心理学(リーダーシップ・サイコロジー)の分野で教鞭をとる心理学博士(組織行動論)、教師、著述家。ハーバード大学で授業を受け持っていた際には受講したい生徒が殺到するなど、ハーバード大学の人気講師としてニューヨーク・タイムズ紙やボストン・グローブ紙などのメディアにも取り上げられた。イスラエルのヘルツリヤ学際センターで教鞭をとる一方で、講義・講演などを世界各地で行っている。(参考文献・出典:ウィキペディア+Amazon.co.jp書籍紹介情報+ハーバードの人生を変える授業/大和書房+ハーバードの人生を変える授業2/大和書房+HAPPIER/幸福の科学出版)
◆著書
主な著書(邦訳書)に『ハーバードの人生を変える授業/大和書房(訳:成瀬まゆみ)』『ハーバードの人生を変える授業2 次の2つから生きたい人生を選びなさい/大和書房(訳:成瀬まゆみ)』『HAPPIER 幸福も成功も手にするシークレット・メソッド/幸福の科学出版(訳:坂本貢一)』『最善主義が道を拓く ポジティブ心理学が明かす、折れない生き方/幸福の科学出版(訳:田村源二)』などがある。