◆怒りをため込まない技術のお知らせです。
怒りをためてしまうと、ストレスやトラブルの原因にもなります。
さらにいら立ちがつのって、
心も人間関係もギスギスすという悪循環にもなりかねません。
怒りを生じさせない、怒りをためない方法を知っていれば気持ちが楽になります。
怒ることはいけないことではありません。重要なのは怒りの表現の仕方です。
重要なのは必要以上に感情的になる、相手を攻撃する、態度を悪くする、
といった言動をとると損をしたり、人間関係が崩れたりしてしまいます。
怒りを一人でため込むのも、
誤った伝え方をするのも「真意が伝わらない」という点では同じです。
怒りというネガティブな感情をきちんと伝えられずに抱え込んでしまう人は
「嬉しい」「楽しい」といったポジティブなかんじょうも
つたえていないことが多いようです。
まずは「あなたのおかげよ、うれしい」といったポジティブなかんじょうを
表に出して相手に伝えるよう心がけましょう。
飲食店や、コンビニなどで、店員さんに
「ありがとう」と口にすることから始めましょう。
そうすることによって次第に、ネガティブな感情も上手に伝えられるようになります。
心にゆとりも生まれて、イライラしにくくなります。
◆イライラしてもコントロールできないものはできない!
怒りは、あたかも他人が自分に与えている感情のように思いがちですが、しかし、実は出来事をどのように自分が受け取ったかによって生じる感情なのです。
急いでいるときに、エレベーターが最上階で止まっている。
「なんで来ないんだ!」と自分でコントロールできないことにイライラしても仕方のないことです。
◆自分はどんな時に怒りやすいかを知っておく。
怒りを解消する方法を知っているだけでも、日々のストレスは減るでしょう。
怒りを生じにくくするためには二つのステップがあります。
一つは「怒りはなぜ生まれるか」を理解することです。
自分の「マイルール」「価値観」の枠から外れた反応に怒りが生まれます。
二つ目は「自分の怒りのパターン」を知ることです。
自分が何に怒るかを把握するだけで、随分と冷静になれるものです。
●怒りを記録するアンガーログ8項目
怒りのパターンを知るために、ノートに怒りの記録をつけましょう。
日記や手帳に書き込みましょう。
①怒りを感じた時間
②場所
③出来事(どういう出来事があったか)
④言動(何か言ったりしなかったか)
⑤してほしかったこと
⑥結果(ありのままに)
⑦感情(どのように思ったか)
⑧怒りの強度10段階で評価
記録したら定期的に見直しましょう。
どのくらいの頻度で怒っているか。何について怒りを感じているか。
自分の怒りのパターンが見えてきます。
★カチンときたときに
自分の気持ちをコントロールする三大方法
1.深呼吸をする
思わず、ムカッとしてしまった時は、ゆっくり深呼吸しましょう。頭の中で1・2・3とかぞましょう。
一回思考を停止しましょう。そうすると目の前にある、怒りに、冷静に対応できます。
2.目の前の景色を変える
怒りを感じたら、相手から視線を外して、ほかのものを見ましょう。
窓の外を見たり、さりげなく、携帯を見たり、トイレに行ったりするのもいいでしょう。
3.「魔法の呪文」を持つ
「大したことはない」
「過ぎ去ればすべてが過去」
「これで世界が終わるわけじゃない」
「まっ、いいか」
「水に流す!」
そのほか自分なりの呪文を日頃から用意しておくことです。
Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす。
以上は 嶋津良智著 「いつも素敵な人がやっているためこまない習慣」
※別の解決法としてすべては「自分が起こしたもの」と考えてみるのもアリですね。